ブリュレ

林田賢太監督・劇場用デビュー作品『ブリュレ』

一般の書店ではもう手に入らないノベライズ本を、数量限定にて取扱開始!

★必読!特別巻末インタビュー収録! 林田賢太監督×IMFプロデューサー

時は2006年6月27日、東京都内某所。
林田賢太監督の『ブリュレ』完成への執念の想いが、このインタビュー(文中)から垣間見られることでしょう。

★映画『ブリュレ』について

『ブリュレ』は、別々に暮らしていた一卵性双生児の姉妹が再会し、失われた時を埋めようとするかのように惹(ひ)かれ合うさまを綴った、人間ドラマである。
若く才能あふれる監督のデビュー作でありながらも、「遺作」となってしまった『ブリュレ』は、病に侵された妹とその姉が、逃避行を繰り返しながら迎える最期の時間のきらめきをスクリーンに刻み付ける。オーディションで選ばれた実際の一卵性双生児である中村梨香と中村美香の、透明感あふれる演技が話題になっていた。
物語は、双子の姉・日名子(中村美香)のもとに、4歳の時に離ればなれになっていた妹・水那子(中村梨香)がやって来るところから展開する。水那子は悪性の脳腫瘍(しゅよう)で余命数か月と宣告されており、映画の中では生きる証を燃焼していく。
林田賢太監督のブログには、『ブリュレ』公開2か月前の8月21日に、本作の試写会に来場した観客に対し「小さな作品を目に留めて、足を運んでいただいた皆さま、本当にありがとうございました。志だけは、大きな作品と意気込んでおりますので、応援のほど、お願いいたします」と感謝の言葉が記されていた。
商品データ
  • 書名:ブリュレ(brulee) ノベライズ本
    ★林田賢太の熱い想いの「特別巻末インタビュー」収録!
  • 著者:平田拓朗
  • 脚本:林田賢太
  • 発行:WEVCO Produce Company
監督プロフィール
林田賢太(はやしだ・けんた)
1976年4月22日、大阪府吹田市生まれ。日本映画学校在学中に監督した『東京フリーマーケット』が、第4回インディーズムービー・フェスティバル(IMF)でグランプリを受賞。卒業後、脚本家・池端俊策のアシスタントとなり、テレビ朝日系のドラマ『桜2号』の脚本や、DVD『愛のモルヒネ』などを監督。デビュー作品『ブリュレ』の公開期間中、32歳の若さでまさかの急逝。次回作として、第2次世界大戦下の広島で暮らす少女たちを描くストーリーを準備中だった。
▲「IMFサミット2008 in パナソニックセンター東京」での歴代グランプリ監督集合写真(林田賢太監督は上段左)