あらすじ

22世紀末、「大崩壊」と呼ばれる地球規模の天変地異が発生。

わずかに生き残った人類は地上に残った文明を寄せ集め、 各地に小規模の国家を形成して生活していた。

1000年後の未来。

その国は「ヲノグァワ」と呼ばれていた。

国を統治する監視局が、旧世界の文明を独占していた。

或る日、考古学者 月山ヲノガは

1000年前の地層から風化した携帯電話を発見する。

その携帯電話から旧世界に関する情報の復元に成功する月山。 その情報をめぐり、監視局との生死を賭けた攻防が始まる…。

原案者・著者　紹介

★原案：山口ヒロキ（やまぐち・ひろき）

1978年、京都府生まれ。立命館大学文学部卒。 19歳で監督した『深夜臓器』で第2回インディーズムービー・フェスティバル グランプリを受賞し、2000年秋、初の劇場用作品『グシャノビンヅメ』の制作を開始。2004年2月より全国劇場公開。世界各国で配給され、モントリオール・ファンタジア国際映画祭グランドブレーカーアワード銀賞受賞をはじめ、数多くの海外映画祭でも高い評価を得る。

★著者：高橋 有里（たかはし・ゆり）

1984年、宮崎県生まれ。早稲田大学法学部卒。 大学在学時よりシナリオセンターにて脚本を学び、2008年本科を卒業。2009年、ギャラリーKAPLで企画展「オレンジ —夕方にさわること—」を開催。言葉をめぐる幅広い活動を展開している。

商品データ